S9 フェアリー統一ダブル 最終782位 二人の歌姫 -マリルリアシレ-
相変わらずあまり潜れなかったですが、初の最終3桁順位を達成して嬉しいので記録として残しておきます。
S9のダブル環境
鎧の孤島解禁以降変わらず
がトップにはびこる環境が続いています。
フェアリー統一の立場からすると、の動きを止める
Sが高くタイプ一致で鋼技を打ってくる
バークアウトや捨て台詞でこちらの火力を奪ってくると、
3体ともつらいポケモンとなります。
この3体をいかに攻略できるかが勝率を上げるポイントとなっています。
構築経緯
フェアリーで突破できるポケモンがいないか探していたところ、こちらの記事を見つけ、マリルリを参考にさせていただきました。
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このマリルリの優秀なところは、上記3体のポケモンのうち2体が並んだとしても滅び発動ターンをフルHPで乗り越えればほぼ勝てるというところです。
利点:滅びを勝ち筋とすることでゲームプランが組みやすい
基本的には相手の2体をいかに落とすかが勝負になってきます。
誰を残して誰を落としていくかがわかりやすいので、ストレスは少ないです。
欠点:トリルパに弱い
マリルリが特段遅いポケモンではなく、ダメージソースも悪アジェットしか持っていないため、トリルパにめっぽう弱いです。
利点を生かすために、慣れているの先発ダイマックス
火力アップと落とされないサポートとして
スイーパーのとしました。
欠点を補うためにトリル要員に強い
まではすんなり決まりましたが、トリルを確実に止めるあと1体が決まりません。
トリル対策要員候補
条件
・を確実に止めたい。(2体合わせると気合のタスキ率約50%)
・チョッキやに強く出られるようにしたい。(残り5体で苦手なため)
前回も採用していた安定感のある1体。
Sを調整してと並べることでに対して
DDラリアット → HB高乱数1発(81.25%)
ダイホロウ → 確1
となりますがタスキに阻まれてしまうので、安定感はありません。
行動を読んで1ターン目トリックルームをすると相手が両ワイドフォースしてきたということもあって、さらに安定感がありません。
封印を持っているので、確実に止められます。
残りの打点としては、マジカルシャイン、サイコキネシス(ワイドフォース)、シャドーボールあたりですが、トリルパにあまり刺さりません。
と、今一つだったところ救世主が!!
③ガラルギャロップ
S1で使っていた封印ギャロップは読まれないし、メガホーンはトリルパに多いエスパーに抜群、ダイマックス技にするとCダウンでこれもトリルパに刺さりやすい。
曲がったスプーンを持たせて思念の頭突きをすると、HCを高乱数1発(81.25%)なので、今の構築にぴったり。
最終的な並びとして
となりました。
今回の構築
基本選出は
イエッサンやトリル始動要因が入っていれば
ガチトリルパやドラミドロ、ストリンダーがいれば
を選出します。
詳細は後述。
個別解説
ピッピ
努力値は耐久が最大効率になるように振った一般的なピッピ。
はじめて使いましたが、フレンドガードが本当に優秀、手助けで火力も上げられるといいことづくめ。
いままで使わなかったのはフェアリーのアタッカーと並べても3体削るほどのサポートができないと感じているからです。
でも今回のように2体削り切るほどにはサポートしてくれるので、採用は正解だと思います。
トゲキッス
- 特性:きょううん
- 持ち物:するどいつめ
- 性格:ひかえめ
- 努力値:255-×-6-255-0-0
いつもの。
ダイマックスするとフレンドガードでほとんど1発耐えるので、あとはダイジェットするだけ。
Sの調整は必要かもしれませんがあんまり困りませんでした。
倒せなくてもダイマターンを稼ぐだけで役割を果たしてくれます。
今まで弱点保険型と強運型どっちがいいか迷っていましたが、フェアリー統一はCダウン技や壁貼り構築に弱いと感じていたので、両方関係なくす急所が狙える強運型が今は最適解だと思っています。
アシレーヌ
- 特性:うるおいボイス
- 持ち物:いのちのたま
- 性格:ひかえめ
- 努力値:224-×-6-252-0-28
いつもの。困ることはありません。
S+2で準速100族抜き。
以外と知られていないですが、晴れ下のH振りにハイパーボイスがダブルダメージで5割入るんですよ。
私はハイパーボイスがとにかく強いと思っているので、この構築のタイトルにも入れてみました。
マリルリ
- 特性:そうしょく
- 持ち物:オボンのみ
- 性格:なまいき
- 努力値:252-×-126-132-0-0
ほろびのうた アクアジェット てだすけ まもる
今回の構築の要。体感7割は滅びで勝ちました。
努力値は珠のダイアシッドを確定耐え。にしましたが、打たれませんでした。
残りはBに振りましたが、珠のアイアンヘッドを乱数耐え(68.75%)しますので、この調整で問題ないと思います。
ほろびとまもる以外はお好みですが、タスキで耐えた相手を削るアクアジェットはあると困りません。
後の候補は手助け、アンコールです。
手助けは後発のアシレーヌを補助して勝ちを自分から引き寄せられます。
アンコールは最後にトリルポケモンが残りそうなとき、滅びを確実に決めるために使用します。
この辺はお好みです。
オーロンゲ
DDラリアット ばかぢから ちょうはつ まもる
ミミッキュと組んだままの調整ですが、困らなかったのでこのまま。
対イエッサン調整済みオーロンゲ。
DDラリアットでHBを高乱数(81.25%)で落とします。受け出しはカモ。
また、ダイマしてないは馬鹿力で確1。
特防はニンフィアのハイパーボイス確定耐え調整だった気がします。
一応キョダイ個体ですがあまりダイマしませんでした。
ガラルギャロップ
ニューカマーのトリルパ許さないマン。
準速抜き調整。
ガチトリルパやがいたら積極的に出します。
ピンポイントメタポケモンなので、封印するか、抜群技当てるしかしません。
選出
基本選出
先発:
後発:
フレンドガードのおかげでかなり耐えてくれるので、1ターン目は手助けダイジェットから入ることがほとんど。
晴れ下サンパワー珠リザードンのキョダイゴクエンも耐えるので、急所を狙って怖がらずに打ちましょう。(そのあとの噴火獄炎でやられちゃうけど)
後発のアシレーヌと一緒に早々に2体を倒せば勝ちが見えてきます。
重要なのは 誰を倒して誰を残すか
やは積極的に残し、ほかを早々と倒すのが勝利への道です。
スイッチトリル
先発:()
後発:()
がいるときはこの選出。マリルリに手助けではなく、アンコールを入れれば基本選出で行けます。
トリル要員が最後に残りやすいので、滅びで詰めるのではなく、で殴って落としましょう。
バンギラスがいる構築
先発:()
後発:()
がいれば必ず出されるので、ダイマックスターンを何とかしのいででぶん殴りましょう。
モロバレルがいる構築
先発:()
後発:
はバコウ持ちが多いので、挑発しながら熱風で倒していきます。
隣にこの指持ちがいたり、裏にが見えている場合は、のダイフェアリーで安全に倒しに行きます。
トリックルーム構築
先発:
後発:
でふういんトリルをした後はただただ殴るだけです。
低レート帯は先発で蹂躙することも可能です。
総評
苦手な相手はすべてマリルリが受け止めてくれるので、やっていてストレスも少なく、とても良い構築と感じました。
しかし、最終日が近づくにつれ基本選出で対応できる相手が少なくなったことで、地力での勝負が多くなり、最後は苦しい戦いを強いられました。
そんな中でも目標としていた3桁順位にたどり着いたことはただただうれしいです。
次のシリーズ6はどこまで力を入れるか正直迷っていますが、よい構築が考え付いたらまた頑張ろうと思います。