INC Mayフェアリー統一ダブル構築 ダイマキッスアシレスタンダード
今回もあまり誇れる結果ではありませんでしたが、タイプ統一ダブル普及と、自身の忘備録を兼ねて、記事を残します。
ダブルにおけるフェアリー環境の整理(S6)
1.抜群技に対するポケモン
初期シーズンは抜群技を等倍以下で受けられるポケモンはクチートしかいませんでしたが、シーズン3からアシレーヌが使用できるようになり、環境ではびこる鋼技を等倍で受けられるようになりました。
これにより、選出に幅を持たせられるようになりましたが、同時に環境上位ポケモンになったため、安易な選出もできなくなりました。
ちなみにS6時点では毒技を等倍以下で受けられるのは、ガラルマタドガスクチートミミッキュとなりますが、環境ではあまり打たれることもなく、ダイマックスの追加効果の関係で初撃のダメージも低いことから、ここでは毒技、毒ポケモンはあまり考慮していません。
2.タイプ相性の悪いポケモンのKPについて
シーズン6終了後の集計によると
上位30位以内に入っている鋼タイプは
・ジュラルドン
・アーマーガア
となっております。
次点で注意するのは毒タイプの
でしょうか。
3.剣盾のバトル環境の並びについて
現環境も変わらず
①ダイマックスエース(&ダイマックスしてもしなくてもどっちでも強い)
②ダイマックスしないほうが強いエース
③サポート
の3タイプをバランス良く組み込むことが強い構築を作る一つの方法だと考えています。
今回の構築
相手によっていろいろな選出ができる分、しっかりストーリーを組み立ててバトルを進めないと全然勝てないので注意が必要です。
スルメのような構築だと思います。
最初は全然勝てなくてしょんぼりしてましたが、使い方に幅が出てくると、どんな構築にも対応しやすいので、勝率が大幅にアップしました。
上の構築タイプの当てはめると
①
②
③
基本選出は
トリルパには
天候パには
その他初手ギミックパには
を必ず選出します。
個別解説
アローラキュウコン
対天候パポケモン兼壁張り要員時々アタッカー時々ギミック起動要員。
雑に扱う時とそうでもないときの落差が激しいが、いるとめっちゃ助かる。
天候変えるポケモンがいると必ず選出します。
出し負けと思われつつ居座って、あまごいからのアシレハイボに度肝を抜かれることでしょう。
必中吹雪とアシレのハイボもめっぽう強く、相手をガンガン削ります。
トゲキッス
この構築の要。9割のダイマックスはこの子。調整は下記の記事を参考にさせていただきました。
kuma-poke.hatenablog.com大切なのは、壁張り あり/なし でどれくらい 耐える/耐えない のダメージ感覚を作ることです。
ダイジェットを2回積むことができればたいていの相手を抜けるので、2ターンの間にどうやって弱保を発動させながらダイジェットを打てるかが肝になってきます。
弱保が詰めなくても、隣のアシレーヌやニンフィア、キュウコンのSが上げられるので、それだけで十分強い。
アシレーヌ
- 特性:うるおいボイス
- 持ち物:いのちのたま
- 性格:ひかえめ
- 努力値:224-×-6-252-0-28
エースアタッカーその2。調整はUSUMから引き続き。
S+2で最速100族を抜けるので、ダイジェット2回か追い風をすると、ほかポケモンで対処しにくいリザやウインディを抜いてハイボで蹂躙していきます。
ダイマをしても腐らないように熱湯と、トドンやラプラス意識のエナボ。
ニンフィア
前回構築から引き続きの個体です。
ジュラルドンをどうにかする枠。
あくびを決めたあとは守ることでとにかくダイマックスターンを稼ぎます。
Sの上がった状態ならハイパーボイス連打で強いですし、ダイマックスしないロトムにもマジカルフレイム→ハイパーボイスでかなり強く出れるので、この子をどれだけ残せるかがポイントの対戦は相変わらず。
ミミッキュ
- 特性:ばけのかわ
- 持ち物:ラムのみ
- 性格:いじっぱり
- 努力値:252-252-6-×-0-0
トリルポケモンがいれば必ず選出します。
最近はスイッチトリルばかりなので先に投げるか後投げかはパーティーによります。トリルしなくても強い。
持ち物は迷いましたが、INCでは一度も使わなかったので変えましょう。
エルフーン
今回のおすすめポケモン。最強のギミック殺しの一角です。
同着で後攻ヤミラミ、後攻ロンゲ、脱出ロンゲ。
基本は初手選出で、ギミックパの場合や1ターン目から自由に動いてほしくないポケモンがいる場合は選出します。
ドラパセキタンザン、ドサイサマヨ、バナコータス、袋叩きギミック、すべて対応できます。
脱出ボタンの場合は、猫騙しもちやギミックから入らなかった場合、使いにくく、選出に気を使いますが、後攻のしっぽはどんな選出にも腐りにくいので、使いやすいです。
選出と立ち回り
バンドリキッス
から入ります。
バンギは初手からも裏からも入ってくる可能性がありますが、キュウコンあまごい、アシレハイボで相手の2体は壊滅状態になるので、あとはキッスにダイジェットを積ませながらアシレーヌで殴るように動けば裏の2体にも圧をかけつつ立ち回れます。
晴れパ
先発がリザ軸の場合はから出します。
あられ→日照りと変わって、マウントを取ったように見せかけたところをあまごいをして逆にマウントを取りに行きます。
先発にフシギバナが出てきそうであればを出します。
こうこうのしっぽトリックまもる
から入って、次のターンダイジェットでを吹き飛ばします。
トリル軸
がいなければ、の後攻のしっぽトリックをして、相手のエースを動きにくくします。
で雑に削りつつ、
でトリル返しをしてスイープします。
終わりに
ダイマキッス軸をずっと使い続けているからか、これ以外の構築が使いにくくなってしまいました。
しかし、トゲキッスは環境上位に残り続けているポケモンなので、このまま使い続けたいと思っています。